マスターのほっこり休日。
なんとも晴れ晴れな。写真業と飲食店を経営すると、とにかく時間が無い。
しかし、人間だものサンポの1つもしたくなるものである。カメラを持ってずっと気になっていた玉川沿いにある『蒔窯ピッツァ調布』まで歩いてむかった。
少し西に傾いた太陽と並行しながらテクテク歩いて、急にしゃがみ込んでは花の写真を撮ったり、人のシルエットを撮ったりした
歩きながら、蒔窯ピッツァのランチタイム時間を調べて、(こういう時に携帯電話は便利だなぁ)歩いていると見えてきた。
そこは、目印がイタリアの国旗。それ以外には特に目印になるものが無いが、歩いているとわかる場所だ。
気になるでしょう。僕は物凄くこの掘っ建て小屋感に魅了される。ドキドキしながら中に入って店主と話しながら赤ワインとマルゲリータを注文して、シェルター内部をパチパチ撮りだした。
店主も‥とカメラを向けるとNGらしく、僕はシャッターから少し指をズラした。
店内は狭く、日本製の火鉢や陶器を焼く電気式の焼き釜が置いてあったり、ゴリラの彫り物にキャップを被せてあったりと、一貫性の無さがまた僕にとっても心地よい空間となった。
奥の部屋には、多摩川の生き物を撮影した写真家の作品が展示してあったり、サンルーム代わりなのか植物も沢山飾ってあるのだけど、その隙間から見える多摩川の広い空がなんとも言えないボンヤリした気分にさせてくれた。
ピッツァは、ハンドメイドの焼き釜でクヌギなのど蒔を燃やして作られている。
ここのお店は、祝日以外の土曜日、日曜日しか営業していないらしい。完全なる店主の趣味だろうが、茨城出身の店主と交わす優しい会話と、ニッコリとしている女将さんの注いでくれるワインが味の80パーセントを占めていた。
ランチやディナーに貴方は何を1番重視しますか?
そんな質問をされれば、真っ先にマスターは こう答えるだろう。
『みちづれ』
だ。
あっしは、寂しがりやなもので、旅や食事の時に『みちづれ』を捕まえる傾向にある。んで今回のみちづれは昔にGOTABARを手伝ってくれてた子だ。1人よりは2人。2人よりは3人である。皆で飲み食べれば美味しいのである。
店内には懐かしき薪ストーブ
店の中の通路を奥まで進み、外に出てそのまま多摩川に出る事が出来る。
多摩川からみた建物はこんな感じになる。
なびくフラッグがカックイイ。
庭にはウサギが2匹飼われている。ここにヤギも飼われていれば完璧だっただろうに、もし僕だったらヤギとポニーとニワトリを飼いたい。なんか‥あれだな、なんちゃらの音楽隊みたいだな。
さて、日も暮れ出してきた頃 急に調布駅PARCOの5階にある『好日山荘』に行きたくなって、歩き出した。
なんだろう、アウトドアショップという聖域は日頃から僕を呼んでいる。何をするわけでも無い ただ そこにいたいのだー。
PARCOを出て、そうだ、調布に来たのならば『藤井くんの店でハイボールを飲もう』という悪魔のささやきが頭をよぎり、早速 調布駅南口徒歩1分にある ユーミン108 に向かった。と言うか先週もその前の週もここに来た。いや、ほぼ日曜日の夜はココで飲んでいる。藤井シェフのサラダと揚げ物が大好き過ぎて、ここに通うようになった。
たまにアーティストもいたりする。
藤井くんはいつも美味しいものを適当に見繕って出してくれるんだ。それがいい。
このプレートはなんだかわからないけど、物凄くワインに合った。マスターはJapanを飲むと頭痛がするので、ワインがいい。きっと前世はイタリアの綺麗な河のほとりの掘っ建て小屋に住んでいたのだろう。きっとね。
そしてそのままバスで狛江に帰ってきて、家で映画を観るんだ。
1年くらい前にGOTABARにプロジェクターを設置し、音響さんのイトーさんに貰ったスピーカーで最高の環境があるのにもかかわらず、小さなノートパソコンの画面が好きなワガママスター。
今週見た映画は『ザ インターンシップ』
と、これ↓
映画はいい。
どんな辛い時でも、喜びの空間に 約2時間ほど連れて行ってくれる夢のゆりかごだ。
なんか、時間がねー!とか言いながら案外遊びに時間を費やしているなぁ。このブログ書くにも1時間は さいてるしなぁ。
まあ、いいや。
トドメに翌日の月曜日は、なにかアイデアを盗もうと二子玉川にあるカフェ『ソウルツリー』に行ってきた。
店内の錆びたドアの裏側にチョークで描かれた絵が素敵だった。
そんな休日を過ごしていたマスターでした。
次の休みは金曜日。誰をみちづれにしようかな。
GOTA